舟を編むは実話?馬締や松本先生のモデルを徹底調査!

舟を編むは実話?馬締や松本先生のモデルを徹底調査!

辞書作りへの情熱を描いた大人気の小説『舟を編む』が、218日からNHK BSで新ドラマ『舟を編む~私、辞書つくります~』として放送が始まりました!

三浦しをんさんの小説『舟を編む』を元にした待望のドラマでは、辞書を作る過程で織り成される様々な人間ドラマが魅力的に描かれています。

言葉ひとつひとつに細かな注意を払い、長年に渡る労力を要する辞書作りの過酷な現場がリアルに表現されています。

視聴者は物語が実話に基づいているか、実際の馬締や松本先生といったモデルがいるのか気になるかもしれません。

今回は、舟を編むは実話なのか、また馬締や松本先生のモデルが誰なのかについてご紹介します!

 

舟を編むは実話?

『舟を編む』は、三浦しをんさんが創り上げたフィクションになります。

その為、物語の中で登場するキャラクターや出来事は架空のものです。

ただし、三浦しをんさんは作品にリアルティを与えるために、実際の辞書編集の現場に足を運び、取材を行ったそうです。

この取り組みにより、フィクションであるにも関わらず、辞書を編集するという仕事の細かいところまでが丁寧に描かれています。

 

舟を編むの原作

『舟を編む』は、2011年に出版された三浦しをんさんによる小説で、辞書編集部を舞台に、辞書作りの過程と人間関係を描いています。

主人公である真面目で内向的な青年の馬締光也(通称マジメ)が、玄武書房の辞書編集部で新しい辞書『大渡海』の編集に挑む物語です。

馬締は、定年間近の編集者や老学者など個性的な仲間たちと共に、言葉の意味を捉え、協力して困難に立ち向かいます。

この作品は、辞書編集の挑戦だけでなく、言葉と人生、人間関係の深い絆を描いた作品になっています。

とても興味深い内容ですね!

 

舟を編むの馬締や松本先生のモデルは誰?

舟を編むの馬締のモデルは、岩波書店で辞典編集をされている平木靖成(ひらきやすなり)さん、松本先生のモデルは『大辞林』の編集長だった倉島節尚(くらしまときひさ)さんであると言われています。

『舟を編む』の物語を書くために、作者の三浦しをんさんはいくつかの出版社を取材しました。

これにより、辞書を作る人たちの熱心さや取り組みが、物語の登場人物に影響を与えているのかもしれません。

『舟を編む』で描かれるキャラクターのモデルとなったお2人について、一緒に見ていきましょう!

 

舟を編むの馬締のモデル

舟を編むの馬締のモデルと言われている平木さんは新漢語辞典や国語辞典などの編集に携わった経験があります。

また辞書と言えば思い浮かべる人の多い『広辞苑』も担当したという、まさに辞書のエキスパートです。

もともと言葉や言語学が好きだった平木靖成さん。

辞書を作っていく過程で次第に辞書作りという作業が楽しかったと語り、それが物語の馬締と何となく重なりますよね。

 

舟を編むの松本先生のモデル

舟を編むの松本先生のモデルと言われいる倉島さんは、三省堂で国語辞典や古語辞典を手がけた人物として知られています。

三省堂に入社してから約30年間、辞書作りに情熱を傾け多くの辞書を世に送り出した倉島さん。

日本語学者であり、玄武書房初の中型辞書「大渡海」の発起人である松本先生とは雰囲気が似ていますよね。

 

辞書「大渡海」のモデル

『広辞苑』がモデルではないかと思われます。

馬締のモデルとなった平木さんが『広辞苑』第七版が刊行された時のインタビューで、当時三浦しをんさんから取材を受けていたことを明かしています。

平木さんが辞書作りに10年かけていた姿、馬締が『大航海』の編集に携わるところを考えると 、モデルになった可能性もありそうですよね!

 

まとめ


今回は、『舟を編む』は実話なのか、また馬締や松本先生のモデルが誰なのかについてお届けしました!

物語の詳細な辞書制作の描写を見て、『舟を編む』という物語はまるで実話のように思えますよね。

そして馬締や松本先生といった登場人物には実際のモデルになりそうな方々もいらっしゃいました。

これは、本の著者三浦しをんさんが辞書作りの過程について細かいところまで取材をして調べたからでしょう。

この情報を知った上でドラマを観ると、見えてくる新しい面白さがあり、さらに楽しむことができるでしょう!

辞書編集という仕事は、日常ではあまり目にかかることのない職種ですが、この仕事に携わる人々の献身的な取り組みや熱意に目を向けてみても面白いかもしれませんね。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする