今大注目の、グランメゾン東京。
2024年12月30日に映画『グランメゾン・パリ』が公開になりました!
ファーストステージであった、ドラマ「グランメゾン東京」は、2019年にTBSで放送された木村拓哉さん主演で大ヒットを記録したドラマです。
他、数多くの豪華キャストにより、多くの視聴者を魅了したこの作品。
脚本は黒岩勉さんが構想しています。
黒岩勉さんと言えば、あのアニメ「ONE PEACE」の映画や、「キングダム」シリーズなどを手掛けた超人気のベテラン脚本家!!
そんな黒岩さんが手掛けた作品だからこそ、原作の存在が気になるところです。
今回の映画では、舞台をパリに移して挑戦と人間ドラマが繰り広げられる内容となっており、期待が高まるところです!
それでは今回は、「ドラマ『グランメゾン東京』の原作は存在する?ドラマと原作の違い」についてご紹介しましょう。
Contents
原作はあるか否か?!〜独自の世界観〜
原作ノベライズ、グランメゾン東京
絶対ハマる。 pic.twitter.com/6OrWLFFv2j— タクシードライバー🚕バナナブロンソン (@MS9Gc57k2K1Cv6o) December 8, 2019
この作品は数あるグルメドラマの中でも、独自の地位を築いています。
そして今回のテーマである「原作」についてですが、結論は“ない”です。
原作があるのか調べていくうちに、本は出てきたのですが、それは“原作🟰ドラマ”あっての黒岩さん作のノベライズ本の小説です。
ノベライズ本とは、映像で描ききれなかったキャラクターの心理や背景が丁寧に書けるため、ファンにとっては貴重な作品ということになります。
映像作品の中では、主に視覚的な音で伝わる情報が中心です。
しかし、ノベライズ本では、人物の感情表現や内面が言葉で描かれています。
そのため、より深く物語に入っていける事が特徴です。
『グランメゾン東京』のノベライズ本では、主人公の葛藤や鈴木京香さん演じる女性料理家の倫子の心の揺れが、細やかに描写されているとの声が上がっています。
また、映像内では短いシーンで構成されていても文字で読む事で新たな発見があり、物語のイメージを豊かに広げてくれます。
黒岩さんの脚本は緻密な構成が特徴。
登場人物たちのバックストーリーや背景がしっかりと作り込まれているそうです。
その為、その辺りがノベライズ本の中でしっかりと表現されています。
実際の読者からは「臨場感あふれる展開にページを捲る手が震える」「展開が極めて秀逸で先が気になる」など、展開のうまさにみなさん魅了されている様子でした。
ただ、「コロコロ場面が変わって読みにくい」などの意見や、「俳優さんの演技あってこその良さがあった」との“生きた感情”を支持する読者の声も中には見られました。
では完全オリジナルドラマの本作品!!
その魅力に迫っていきましょう。
グランメゾン東京は完全オリジナルドラマ
前記した通り、脚本は数々の話題作を手がけた黒岩勉さんが担当し、完全オリジナルストーリーとして作られました。
調べてわかったことは、モデルとなる小説や漫画・他国ドラマなどの存在が全く見当たらなかった・・ということです。
この点は、現代の特に注目するべきポイントでしょう。
なぜなら、近年の日本ドラマ界では、ヒット作をリメイクしたり、既存の漫画や小説を原作とする作品が多く制作されています。
しかし、『グランメゾン東京』はその様な流れに逆流する形で、オリジナル脚本という異彩を放っています。
私自身もこのドラマを見た時、「どんな年代、性別、キャリアのターゲットにも響くこの内容はすごい!」と驚きました。
ジャンルはグルメですが、原作がない分、現代社会に寄り添うリアルさと新鮮さでどの世代に届くのだと感じます。
制作陣側の熱い思いが込められている事が伺えます。
オリジナルストーリーが生む大人の青春
『グランメゾン東京』が特に魅力を放っているのが、大人の青春です。
人生の第二幕に解き放たれた大人たちの情熱や再生が描かれています。
スキャンダルや、コロナ禍などによって味わった挫折。
それでも自分の夢を諦め切らない料理人たちの熱い想い。
彼らが共に支え合いながら、新しいレストランを立ち上げる挑戦の数々は、「リスタートの覚悟」を感じさせます。
挫折を経験したからこそ、彼らの挑戦には若者にはないかもしれない、よりリアルな感情が詰まっています。
若者のような勢いだけではない、大人だからこその経験や葛藤を織り交ぜている事が視聴者の自分の人生と重ね合わせるような感情にさせているのだと感じました。
登場人物たちの感情にリアルに共感し、「何か全力で取り組んだ時間」「全力で取り組める事への羨ましさ」からの感情移入してしまいます。
ドラマの最後、グランメゾン東京が三つ星を獲得した瞬間・映画の最後のパリでの成功は、視聴者もまるで青春のゴールテープを切るような感動に包まれたのではないでしょうか。
私自身も、一緒にやり切ったかのような達成感を共有させていただきました。
原作者からの 現代へのメッセージ
女性のキャリアと葛藤
『グランメゾン東京』は、キャリアを追い詰める女性にとっても強い共感を呼ぶ要素を持っています。
特に鈴木杏香さん演じる倫子は、才能に溢れながらも過去の挫折に悩みながら、夢を追い続ける姿が描かれています。
現代において、だいぶシームレスになってきたとは言え、現場は女性がキャリアを築く上ではハードルがまだある場合が多いのです。
私自身、仕事でのハードル、結婚・出産・育児を経て感じる多くのハードルがありました。
多様性の時代と言われながらも、どこか男性の方が働きやすくて、認められやすくて、ブランクもあまりなくお仕事を続けていける。
そんな世の中が怖くなった時期もありました。
倫子が夢に向かって邁進する姿は、彼女の強さだけでなく悩みや葛藤を描いています。
理想像で留まるのではなく、「リアルな女性像」と「覚悟」を感じる部分でもあります。
その姿は夢や希望も与えてくれています。
AI発達の中で
現代AIが目覚ましく発達し、みんなが使いこなす時代です。
そんな中でも“料理”という分野は、効率や合理性ではなく、人間の感性や情熱が求められる世界です。
尾花たちが追い求めていく完璧な1皿は、「効率性だけではなく、自分の想いを大切にする事」の重要性を再確認させてくれます。
そして、誰かの真似や指示で動くのではなく、自分らしい生き方を考えるきっかけにもなると思います。
まとめ
グランメゾン東京、そりゃあ原作(パクリ)が二ツ星の料理人なので濃い目のやおいなんですけどまあとりあえずザテレビジョンのこの関係図を見てほしいよ。ただマジギレポイントでクーパーとダニエルブリュールの間に女性が入ってきて三角関係になります pic.twitter.com/OsJA4I6QrD
— ツタ (@2taguruguru) December 2, 2019
今回は「ドラマ『グランメゾン東京』の原作は存在する?ドラマと原作の違いは?」をお届けしました。
『グランメゾン東京』は、原作あるなしに関わらず、このドラマは脚本における熱意が現代の社会に向けられている事が感じられました。
困難を乗り越えて再挑戦を目指す人々にとってや、夢追う女性にも心に響く内容です。
夢やキャリアを追い求める多くの人の心、そしてどんな業種やフェーズにも当てはまる背景。
多くの人に「まだ自分にもできる事がある!」と勇気を与え、支持を得る内容である事が魅力の大きな1つです。
「諦めず挑戦し続ける人生でありたい」そう思わせてくれるドラマなのです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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