PTAを断る理由は家庭の事情でOK?PTA入らないとどうなるかも調査

PTA役員を断る理由は家庭の事情でOK?PTA入らないとどうなるかも調査

新年度が始まるとソワソワしてくるのがPTA役員決めですよね。

最近はPTAを廃止する学校もでてきていたり、あまり良い噂を聞かないPTAなので、加入はしても役員は断るぞ!と思っている方も大勢いますよね。

でもそんな時にネックになるのが、断る理由…めんどうなんでやりたくないです!とは言えないし、家庭の事情ということでもOKなのでしょうか。

また、PTA会費を払わずにPTAに入らないという選択をする人もいますが、PTAに入らないと卒業記念品などの受け取りはどうなるのでしょうか。

今回はPTA役員を断る理由は家庭の事情でOKなのか、またPTAに入らないとどうなるのかをご紹介していきます。

 

PTA役員を断る理由は家庭の事情でOK?

小学校の文房具

PTA役員を断る理由として家庭の事情をあげる方もいますが、実際はこれだけだと理由になりません。

家庭の事情があるので出来ませんが詳しい理由は聞かないでくださいという態度では、他の保護者からの反応もよくないですよね。

もし子供が小学生なら6年間、中学生なら3年間、一緒に学校生活を送ることになるので出来るだけ波風は立てなくないもの。

そこでよくあるPTA役員を断る理由4つを例に、断る時の例文もあわせてご紹介していきます。

  1. 家庭の事情
  2. 下の子がいる(0歳児や妊娠中)
  3. 仕事
  4. 介護

良ければ参考にしてみてくださいね!

 

家庭の事情でPTA役員を断る場合

PTAを断りたい理由で一番周りの人に理解が得られにくいのが、この「家庭の事情」ではないでしょうか。

家庭の事情の内容を詳しくみてみましょう。

  • 保護者の障がいや持病
  • 母子家庭で家計が厳しい
  • 上の子へのサポート(障がいや遠方へ通学している等)
  • 転勤が多い
  • 役員がめんどくさい

他にも一言で家庭の事情といっても様々なことが考えられます。

そして家庭の事情の場合、役員決めの場合に理由を詳しく説明しなければならないことも多いのが悩みですよね。

こんな時に上手く言うための文例をご紹介します。

 

家庭の事情でPTA役員を断る場合の文例

パターン別に文例一覧を作りました。

障がいや持病がある場合 大変申し訳ございませんが、持病があり毎月数回は通院していて、回復まではまだ時間がかかりそうです。

体力的にも日常生活を送ることだけで手一杯な為、1年間PTA役員を継続することは難しいので今年度は辞退させてください。

母子家庭の場合 わが家はシングルマザーで家計もギリギリで生活しています。

もしPTA役員になった場合、仕事を休むことになり生活が苦しくなってしまう可能性があるので、申し訳ないのですが今回は辞退させて頂ければと思います。

上の子へのサポートが必要な場合 毎日子どもと一緒に遠方の学校に付き添っていく必要があり、平日の役員会議には参加できません。

お声がけいただいたのに恐縮ですが、PTA役員は辞退させてください。

転勤が多い場合 夫が転勤の多い職場な為、そろそろ転勤の内示がでる年となっています。

時間的・体力的には、役員をお引き受けすることは可能ですが、年度途中で引っ越すことになるかもしれません。

逆にご迷惑をおかけすることになるかと思いますので、他の方にお願いできたらと思います。

役員がめんどくさい場合 大変申し訳ございませんが、家庭の事情により役員をすることはできません。

詳しい内容はプライベートなことになるので伏せさせてください。

最後の役員がめんどくさい場合については、かなり他の保護者からもつっこまれると思いますので、その後の保護者間の関わり等も考えて慎重に発言してくださいね!

 

下の子がいるという理由でPTA役員を断る場合

下の子がまだ未就学児の場合は特に毎日手がかかるし、PTAの会議に連れてきても大人しくしていないし大変なことが目にみえていますよね!

そんな時の例文をご紹介していきます。

ただし下の子がいるというのは特に小学校の低学年の間は珍しいことではないので、断る理由としてはあまり強くありませんので、可能であれば他の理由もいくつか組み合わせると良いですね。

 

下の子がいるという理由でPTA役員を断る場合の文例

・下の子がまだ0歳で頻回授乳をしている状況です。大変申し訳ないのですが今回は辞退させて頂き、もう少しこの子が大きくなって幼稚園に入園した頃に役員の仕事をがんばりたいと思います。

・実家が遠くまだ未就園の双子をほぼワンオペで見ているので、正直PTA役員は難しいのが現状です。子供の為にも頑張りたい気持ちはあるので、子供に手がかからなくなってきた時にお仕事をさせて頂きたいと思います。

・まだ公表はしていないのですが、いま妊娠していてこれから悪阻などがでてくる時期です。今後産まれてからもしばらくは役員の仕事をすることは難しいと思うので、今回は辞退させてください。

下の子が理由の場合は、下の子が大きくなったら役員をする可能性を少しにおわせておくことです!

 

仕事が理由でPTA役員を断る場合

仕事が理由でPTA役員を断りたい人はとても多いですよね。

最近は共働きが一般的になっているので、たくさんの方が仕事をしています。

そうした状況なので、仕事だけを理由に役員を断ることはだいぶ難易度が高いですが、できるだけ誠実な態度で発言しましょう。

ポイントは今はできないけど、今後状況しだいで引き受けられるということをハッキリと伝えることです。

実際にはこれから先も引き受けられないかもしれませんが、現時点での見通しとして伝えましょう。

 

仕事が理由でPTA役員を断る場合の文例

・平日はフルタイムの仕事をしていて有休もなかなか取れない職場です。もし仮に役員の仕事を引き受けたとしても平日の集まりには参加できずご迷惑をおかけすることになりそうです。来年になれば仕事も落ち着いてもう少し余裕がでてくるので、その頃には役員をお引き受けしたいと考えています。

 

介護が理由でPTA役員を断る場合

晩婚化が進んでいることもあり、親の介護が理由で断りたいという人も増えていますよね。

介護が理由の場合、自分以外に介護できる人が近くにいないということは必ず伝えた方が良いですね。

切実な問題なのであまり詳しく突っ込んでくる人もいないかと思いますが、少し具体的な話を織り交ぜるとより深刻度が増します。

 

介護が理由でPTA役員を断る場合の文例

・いま近くに住んでいる両親の介護をしています。両親はそれぞれ一人での外出が難しい為、日中は基本的に私が付き添う必要があり、役員の仕事を引き受けても時間的に余裕がありません。大変申し訳ないのですが今回は辞退させてください。

・片道1時間以上かかる場所に住んでいる親の介護をしている上に週末は泊まりがけで行くこともあり、時間的にも体力的にも役員のお仕事は難しいです。恐縮ですが今回はお引き受けすることができません。

・義母が介護施設に入居しているのですが、身の回りの世話をする人がおらず私が施設に通っている状況です。月に数回であっても役員の集まりの時は欠席になる可能性が高くご迷惑をおかけするかと思いますので、今回は辞退させてください。

 

PTAに入らないとどうなる?

スクールバス

PTA役員が嫌だし、強制加入ではないからPTAに入らない選択をする方もいますよね。

PTAに入らないと子供に不利益がでないかどうかが気になりますが実際はどうなのでしょうか。

これは各学校のPTAの考え方にもよるようです。

例えば良く話題にのぼる卒業記念品ですが、PTAに加入していない親の子供はPTA会費を払っていないので渡さないという学校もあります。

ただ全国PTA連絡協議会では、PTAは子どもの為の組織なので親がPTAに加入していなくても子ども達は平等にするという考え方です。

この場合、親がPTAに加入しているかどうかに関わらず子供たちは全員、卒業記念品をもらえるということになります。

ただ最近PTAが任意加入だと知って、加入しない方が増えていることか記念品などを十分用意できない学校もでてきています。

昔から続いてきたPTAですが、組織として今後どういう形をとっていくのか議論していく必要がありますね。

 

PTAを廃止した学校

子供の為ということであれば、PTAじゃなくても活動できるのでは?と、PTAを廃止する学校も出てきています。

そういう学校は基本的には子ども達に関わる行事などで手伝いが必要な時はボランティアを募るという形をとっています。

1年通して役員をする必要がないので、例えば仕事をしている方でも12月は繁忙期だけど10月の活動なら参加できるというように、より柔軟に参加することができます。

自主的な活動となるのでかえって活動が活発になった学校が多いようです。

「子どもの為に何かしたい」という気持ちを持っている親は多いと思います。

PTAという枠を外すことで各自が自分の出来る範囲、得意なことで活動し子供達に還元されるなら、PTAはなくても良いのかもしれませんね。

 

まとめ

教科書

PTA役員を断る理由は家庭の事情でOKなのか、PTAに入らないとどうなるかについてお届けしました。

PTA役員と聞くと、面倒だったり大変だったりとあまり良いイメージを持っていない人も多いですよね。

ただ一度役員を経験すると、学校のことや先生のことが良くわかったり、PTAの集まりで学校に行くと思いがけず我が子を見れたりとメリットもあります。

とはいえ家庭の事情などで断りたい理由がある人や、そもそもPTAに入らないという選択もあるなかで何がOKで何がNGなのか迷ってしまう気持ちもわかります。

時代にあわせてPTAも変わっていく時なのかもしれませんね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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